Claptonコイル製作講座
- 2018/05/08
- 19:00
Claptonコイルは芯線1本に30~32gaの細目のワイヤーを巻き線として
巻かれた太目のコイルである。
単線コイルと比較すると太目なのでリキッド保持量が上がり、
それなりに爆煙となりミストの質もシルキーになる。
また、ゆっくり加熱されることから甘味も乗りやすい。
だが、FusedClaptonと比較すると芯線が1本なので網目になっておらず、
そこまででは無い。
ではFusedClaptonだけで良いのではないか?
と思うだろうが、芯線が2本以上だとパラレルコイルと同じ原理で抵抗値が
下がり気味となりシングル運用となってしまう。
なので、デュアルで組みたい場合やデッキの種類によってはコイルレッグが
太すぎて入らない場合など、Claptonコイルにも需要は有る。
では、Claptonコイルの製作方法について伝授したいと思う。
1.用意するもの
・素線ワイヤー(カンタル、26ga)
・巻き線ワイヤー(SUS304、30ga)
・ボールベアリング・スイベル
・クランプ
・輪ゴム(テンションを掛けるとき用)
・回せるものなら何でも(電動ドライバ、電動ドリル、ミキサー、ミニ扇風機、ピンバイスなど)
・ラジオペンチ、ニッパー
2.作り方
スイベルに輪ゴムを通し、クランプに引っ掛ける。
スイベルを直接固定するとテーブルに傷がつくし、輪ゴムでテンション掛けた方が回し易い。
今回は芯線を1本にするので、スイベルに巻き付ける。

芯線の反対側と巻き線をピンバイスのチャックに挟む。


後は手動でクルクル回して巻いて行く。
隙間が出来たら巻き線をピンバイス側に押すなどして補正する。
多少は隙間が出来ても実用には問題ないが、同じ個所に巻いて
ダンゴにならないように注意する。

芯線が1本のClaptonコイルは、柔らかいのでコイルを巻くのに特に苦労はしない。
普通に手巻出来る。

デッキにビルドするとこんな感じになる。

焼き入れとホットスポットの除去。
30W程度で焼き入れを行ったのだが、芯線が2本以上のFusedClaptonと違い立ち上がりは早い。

焼き入れを行うと青色か金色に変色するのだが、今回は余り変色しなかった。

芯線:カンタルA-1 26ga
巻き線:SUS304 30ga
3ミリコア、6巻で0.87Ω、シングルビルド

吸ってみた感想としては、単線コイルと比較するとミストがとても柔らかくシルキーで、
より爆煙になった。リキッドの甘味も乗って、そこそこ美味い。
立ち上がりもそこまで遅く無く、使いやすい。
芯線が2本以上のFusedClaptonと比較するとミストの質や煙の量の差は
僅かでしかない。但し、味の出方は流石に網目になってるFusedの方が甘味が乗る。
でも立ち上がりが遅いんだよナ。
ま、アトマイザーのデッキの種類に合わせて使い分けすると良いだろう。
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